【岸田政権】 今後注目していきたいポイント #44

 


 記念すべき第100代の内閣総理大臣に岸田文雄氏が任命されました。1885年の初代内閣総理大臣の伊藤博文氏から約135年という期間で100代目ということは1人当たりの任期は平均1.3-1.4年ということです。米国や英国のトップの平均在籍年数は4-5年ですから、日本がいかに短命政権なのかが分かります。

 岸田政権の誕生に対して、野党からは各派閥のバランスを重視した人事で自分では何も決められない内閣だと野次る人もいれば、安部氏や麻生氏の顔をうかがいながら政権運営を行っていく安倍・麻生傀儡政権だという人もいます。

 岸田氏といえば、コロナ禍の初期の頃に安倍政権下で岸田氏が政務調査会長を務めていたときに、国民への現金給付をめぐり、岸田氏は当初収入が減少した世帯に30万円を給付するという案をまとめましたが、その後、当時の二階幹事長や公明党からの激しい突き上げに合い、結局、当初案をひっくり返し、国民1人当たり10万円を一律給付することになったという出来事が思い起こされます。岸田氏の指導力、実行力のなさを表す象徴的な出来事になったわけですが、今回日本を率いるリーダーになったわけですから、強い信念や覚悟をもって政権運営にあたってくれるかどうか、これが今後注目していきたい1つ目のポイントです。

 

 今回の自民党総裁選で事前に世論の期待が高かった河野太郎氏(当時行政改革相)は、Twitterなどを活用して若者からの知名度も高く、確かに有権者の支持が最も高い総裁候補だったと思いますが、結局は国会議員票と党員・党友票で選ばれた岸田氏が総裁になったことで、国民の支持という観点で10月末の衆議院選挙にどのように影響するかが2つ目の注目ポイントです。また、有権者の支持の高かった河野氏を広報本部長という冷遇のポストにあてたことも自民党にとって逆風にならないかどうかもよく見守りたいと思います。一般的な企業でも同様に部下の総意が人事に反映されることはなく、上司受けのよい人が出世していくことが慣例ですが、これが本当に良いかどうかは会社では業績という結果で分かりますが、政治では結果が見えにくいため、支持率という形で今後徐々に反映されてくるのではないかと思います。


 私は正直、政治の世界のことはよく分かりませんが、今回政治から経済へ影響を与えたこととして、株式市場を急速に冷やした金融所得課税の見直しというものがあります。現在の金融所得課税の税率である20%を一律に引き上げるのか、所得税のように累進的に引き上げるのか、詳細はまだ分かりませんが、このタイミングで株価を大きく下げるような施策を打ち出す政権のセンスのなさには早速に幻滅してしまいました。新しい資本主義として、所信表明演説でも「成長と分配の好循環」を上げましたが、肝心な成長の方の戦略が見えず、分配のところだけがマスコミにもフォーカスされてしまっていて、格差是正、つまりは金持ちから貧困層への分配という側面ばかりが強調されています。

 そこで私が注目している3つ目のポイントですが、成長なくして分配なしが基本なわけですから、まずはどのような経済成長のロードマップを示してくれるのか、また金持ちを貧乏にして格差是正することはないかどうか、この辺りをしっかりと見ていきたいと思います。個人的には、勝てる人がどんどん勝つという世の中になって何が悪いという思いがあり、成功している人には成功しているなりの理由や努力があってこそだと思うので、そういう人たちを冷遇する世の中にはなってほしくないです。仮にそういった世の中になっていくということは、金持ちが国外に出て日本にいなくなる、金持ちを目指して頑張る人がいなくなる、そういった負の世界を生むということです。YouTuberだって時代の仕組みをうまく利用して稼いでいるのであって、そういう人を批判して足を引っ張る社会こそ改めるべきだと思います。繰り返しになりますが、市場の自由競争によって経済の効率化と発展を実現する、そのような世の中にしてくれるかどうか、これが岸田政権へ最も期待したいポイントです。


 全体的に岸田政権に対して厳しい意見を突き付けた形になりましたが、私は結構ニュートラルに新政権を捉えていて、期待と不安が入り交じる世論をリーダーとしてしっかりと明るい方向に導いてもらいたい、ただそれだけです。

 記者からの質問に対してメモを取って回答をする岸田氏の姿勢は素晴らしいと思いますし、丁寧に回答をしたいという岸田氏の人柄が出ていて良いと思います。今は政権発足時の高揚感がある中で丁寧に対応していますが、苦境の局面でもこうしたやりとりができるかどうか、そういった人柄を活かした岸田政権なりの良さが出てくればきっと世論も味方につけられると思います。


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