【総選挙】 投票率を上げるために #47


 本日は衆議院議員総選挙の日ですね。皆さんは投票に行きましたか。新型コロナウイルス対策が一つの争点にもなっていましたが、国民へ給付金を出すか、その財源は?、経済対策よりも感染防止対策を優先するかなど、各党が独自の考えと取り組みを主張していました。

 私は今回皆さんが注目している自民党の獲得議席数に加えて、選挙の投票率に高い関心があります。前回4年前の衆議院選挙のときの投票率は53.68%でした。戦後から1990年まではほぼ70%前後を維持してきた投票率がいまやこれほどまで低下しているのです。本日はあいにく雨が降ってしまい投票所へ足が遠のきそうな気がしていますが、期日前投票の制度も充実してきているため、国民全体の投票への意識が高まってくることを願っています。



 投票率が低い理由を自分なりに考えてみると、大きくは以下の3つに集約されるかと考えています。①政治への意識や関心が低い(政治はよく分からない)、②自分の1票が与える影響は大きくない(自分が投票しても何も変わらない)、③選挙から得られる便益も損失もない、という3つです。投票に行かなった皆さんの理由はいかがですか。

 実は私も政治への意識や関心は高い方ではないのですが、投票率が低いとなれば自分の1票の価値が上がることになるため、私自身は投票に行こうという気持ちになります。また今回のコロナ対策で誰もが感じたと思いますが、日本のコロナ対策の曖昧さ、国と都政での責任の押し付け合いなど、リスクをとらない政治というものに少々腹ただしさを感じていました。海外はロックダウンをしてまで明確に封じ込むとか、経済でも人が死んでしまうので経済対策を明確に優先するとか、色々なリスクをとりながらコロナ対策をしていた印象があります。リスクをとることでリターンも大きくなるのであれば、とるべきリスクは明確に選別した上でリスクもとるべきだと考えています。仮に失敗したとしても選挙から得られる便益や損失を国民がダイレクトに感じれば、政治への参加意識が高まると考えています。


 政治への参加意識や関心が低い若者の投票率は下がり続け、20代の投票率は30%台前半と言われています。単純に「選挙に行こう!」というキャッチコピーをCMやSNSで流し続けても変わらない中で、「選挙割」という仕組みで投票率を上げようとする試みには大賛成です。選挙割とは一般社団法人の選挙割協会が運営しているものですが、投票後に投票所でもらう投票済証明書、もしくは投票所の看板を撮影することで、選挙割に参加している飲食店にそれらを提示するとお店の割引サービスを受けられるというものです。具体的には、博多ラーメンでお馴染みの一風堂が替え玉1個や卵1個を無料にするという100円程度のものから、とんかつの平田牧場のように2,750円のかつ膳を半額にするというものまであります。またこれは飲食店だけでなく、スクール料金を半額にしたり、レンタル料金を割引したりと様々な業種のお店が参加して選挙割を提供してくれています。まずはこういった形でもいいので投票に行くことを促進する仕組みがどんどん出てきてほしいです。


 また若者の政治への関心を高めるために、思いきって衆議院議員になれる条件である25歳以上という年齢をとっぱらって、大学生の若い議員などが存在するような世の中になってもいいと思います。投票率を高めるためには、政治や選挙への関心を高めるほかに、投票システムのオンライン化というものも必要だと思います。韓国の国家選挙管理委員会がブロックチェーンベースの投票システムのパイロット版を承認したとの報道が6月にありました。正当な有権者を判別して無効票を検証し、二重投票を防止する仕組みは、ブロックチェーンのようなデジタルな仕組みの方が絶対に向いています。オンライン投票ができるようになれば、若者は新しい仕組みで投票をしてみようと思うでしょうし、オンラインにすることで投票所関連のコスト削減や開票スピードの向上など、ポジティブなことが多く予想されます。

 こういった投票率を高める施策をいち早く取り入れて、国民全体が投票する意識をもっと高めるとともに、当選した政治家の公約や実績というものをしっかりと見て、若者を始めとした個々人がもう少し政治に関心を持つようになってほしいです。仮にある政治家の公約が「消費税を20%にします、代わりに○○を実現させます」だとした場合、この○○が魅力的であれば消費税20%は受け入れられる可能性があるわけです。それが消費税を上げることは国民から反発を食らうので、良識のある政治家こそこういったことは言わないようにしようとする傾向にあります。選挙公約は耳障りのいいことを言って、問題を先送りにするという日本の体質が、結果として日本の成長を阻害し、我々の生活も変わらないままということにつながっています。どの党の議席数が増えたとか表面的な話よりも、当選した政治家の方々がリスクをしっかりとって、便益も損失も分かりやすく国民に説明し、コロナ対策も含めて私たちの生活に明るい兆しを見せて欲しいと思っています。


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