【勝ちパターン】の重要性(1) 圧倒的なライバルに勝つ方法

 みなさんは仕事をする上で、どのようなKPI(Key Performance Indicators)を設定して仕事に取り組んでいますか。みなさんの仕事をする上での成功要因、勝ちパターンとは何ですか。このように聞かれて即答できる方はどの程度いらっしゃるでしょうか。組織のKPIは理解していたとしても個人レベルになるとちょっと回答が難しいというのが実際のところだと思います。今回は、様々な視点での成功要因、勝ちパターンといえるものをご紹介しつつ、みなさんの勝ちパターンについても是非考えてみるきっかけになればと思っています。


 みなさんは中竹竜二さんという方をご存知でしょうか。過去に早稲田大学ラグビー部の監督を務められ、現在は日本ラグビーフットボール協会理事を務めながら、企業のリーダー育成トレーニングを行う株式会社チームボックスを経営されています。その中竹氏が勝ちぐせのある組織や個人について考察しています。そもそも勝ちぐせって何でしょう?癖は無意識の中で生じるものです。そのため、空気とか雰囲気とか目に見えない領域に存在しているもので、勝ちそうな空気感や雰囲気、風格やオーラが漂っているということです。スポーツでいえば、リーグで圧倒的な首位を走っているチームなどに当てはまりそうなものです。中竹氏は勝った事実が勝ちぐせかというとそうでもなく、勝つことが当たり前という物事の捉え方がクセにつながっていくと言及しています。

 そう言われると、まず勝つということ自体やその意識の醸成が難しいんだよなとか、圧倒的なライバルのことを考えて、あのレベルは到底無理だと最初から諦めてしまってはいないでしょうか。


 私は圧倒的なライバルにも勝てる方法はあると信じています。仕事でもスポーツでもそうですが、圧倒的なライバルを想定した場合に、全部が全部、負けているかというとそうではないと思います。どこか1つでも勝てる部分がすでにあるか、もしくは勝てそうな部分がないでしょうか。

とにかく1つでもいいから相手より勝っている部分を見つける、あるいはライバルに勝てるものを作ると、これだけで組織や個人の行動や意識は変わってくると思います。組織文化を一気に変えようとすると難しいですが、変わりつつある事実とその成果を見せていくことで、自分たちでもやれるんだという自信につながり、徐々に目に見えない空気感や雰囲気が漂い始めるのではないかと思います。


 組織を変えることは瞬発力だけでなく持久力や根気がいるものだと考えています。中竹氏は、いきなり優勝やナンバー1を掲げるのは恥ずかしいという気持ちやためらいが生じるので、まずは、お互いを知ることから始め雑談をしてみる、上の人間は質問ばかりせずに自己開示から始めるなど、組織変革や信頼関係構築のプロセスや重要性についても述べています。組織やチームとは、一緒に山を登るパーティであり、そのために何をするかということです。コロナ禍で難しくはなりましたが、同じ時間で同じことをする、共通言語を作って意思疎通を図る、Mission/Vision/Valueを共有する、これらも組織文化や信頼関係を築く上での大切な方法だと思います。

 自ら問い続ける組織文化が浸透している事例としては、スペインの強豪サッカーチーム、FCバルセロナがあります。あれだけ強いFCバルセロナであっても、自分たちは本当に地域のシンボルになっているか、もっと強くなれないのか、と日々自問自答を続けているそうです。自分たちの勝ちとは何か、自分たちの勝ちの定義を明確にしてそれを問い続けていくことが大事だということですね。

 ビジネスでいえば、売上や利益だけでない自分たち独自の勝ちの定義です。次回では私自身の勝ちパターンもご紹介しながら、成功要因や勝ちパターンの重要性についてさらに考察を深めていきたいと思います。(第2回へ続く)


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